今人気のタブレット教材。
いろんな会社が運営していて、どの教材を選んでいいか迷いますよね。
私も、息子にタブレット教材を使って勉強させていますが、契約するときはどの会社のタブレット教材にするかすごく迷いました。
デメリットはメリットの裏返しでもあるので、我が子にとって本当にデメリットになるのかはよく考える必要があります。
Z会のデメリット
Z会といえば難易度の高いことで、中学受験対策にも有名な会社ですよね。
Z会のタブレットコースは小学1年生からあります。
ココがダメ
タブレットの文字認識が良くない
英語の発音の練習がわかりにくい
学習量が少ない
タブレットの文字認識がよくない
タブレット学習の問題でもある文字認識の精度ですが、Z会の場合、漢字やアルファベットの文字認識がうまくいかず、正解を書いているのに、バツになってしまうことがあります。
書き方を工夫すれば、ちゃんと認識されるようですが、こどもはそんなことまで考えて書けないですよね。
正解を書いているのにバツになってしまうと、こどもが癇癪を起したり、やる気をなくすきっかけになってしまいます。
英語の発音がわかりにくい
英語の練習の際、耳で聞いて英語を発音するのですが、発音が間違っていても
どこをどう間違っているのか指摘してくれないため、こどもはどう直せばいいのか分かりません。
画面上で発音の様子が目で見えればもっと分かりやすいのかなと思います。
学習量が少ない
Z会の学習予定表をみると1日1科目です。
また、英語は月に1回。プログラミングは年4回です。
1日1科目ではなく、国語が終わったら算数をする、それが終わったら英語というようにこどもがもっと勉強できる仕組みの方がいいと思います。
また1日15分の設定になっているので、ちょっとそれでは勉強の時間が短すぎるのでは?と思いました。
プログラミングは年4回なので、本格的にプログラミングを勉強してほしい場合は別で教室に通う必要がありそうですね。
進研ゼミ小学生講座チャレンジタッチのデメリット
チャレンジはたくさんCMもしていますし、幼児期からの勉強になる前からの学習にも力を入れている学習教材では老舗の会社です。
DMすごく来ますよね。(我が家は3人分来ます(笑))
ココがダメ
学習内容が簡単ですぐに飽きてしまう
文字添削が厳しすぎる
更新日まで新しい講座が配信されない
学習内容が簡単ですぐ飽きてしまう
小学1~2年生は基本的に学習時間が1回5分で、1日2回の学習を勧めているので1日10分となります。これがチャレンジタッチではメインレッスンといいます。
もっと勉強したい場合は、メインレッスンがすべて終わった後に、実力アップレッスンを追加料金なしで受講することができます。
ですが、1日10分でメインレッスンを進めていくと、メインレッスンが終わるのは月の半ば。
そうなると、実力アップレッスンにたどり着くまでかなりの時間を要します。
もっと勉強したい!!をすぐ活かせない設定だなと思いました。
また、学校で習った内容が多く配信されているので、こどもが「学校で習ったからつまんない。」と言ってチャレンジタッチの学習に飽きてしまう。という意見もあります。
文字添削が厳しすぎる
漢字の練習のためこどもが一生懸命書いた漢字。
少し曲がっていたりくせのある字だと正しい漢字にも関わらずバツがついてしまいます。
高学年ならまだしも、1~3年生の低学年はキレイに漢字を書くのはなかなか難しいので、何度もバツの判定を受けると「もうやりたくない!!」とこどもが怒って勉強をやめてしまう原因になってしまいます。
キレイに字を書くことは大切ですが、正解しているのにバツをつけられてはこどもも悲しくなりますね。
更新日まで新しい講座が配信されない
新規に入会してタブレットが届き、すぐに勉強したくても更新日である24日に
ならないと講座は配信されず、勉強できない仕組みになっています。
例えば、6月からの入会の場合、5月上旬にタブレットが届いても5月25日にならないと勉強がスタートできません。
また、すでに入会している場合でも、月の前半に勉強を終わらせてしまうと、25日の講座配信までやることがなくなってしまうのです。
どんどん勉強を先に進められないのはこどものやる気喪失の原因になりそうですね。
RISU(リス)のデメリット
RISUはRISU算数という、算数に特化したタブレット教材です。
他のタブレット教材とは異なり、算数以外の教科は学習できません。
ココがダメ
基本料金が年一括払い
勉強の進度に合わせて勝手に課金される
こどもが夢中になるような仕組みがない
基本料金が年一括払い
RISUの基本料金は月2,480(税別)です。
その基本料金は契約開始日の5日後に、年一括払いとなります。
また、年途中での解約は手数料なしでできますが、すでに支払った基本料金に関しては、払い戻しができないので、年途中での解約は損をしてしまいます。
こどもは飽きやすいので、始めてみたものの、全然やらなくなってしまったら損をしてしまうので、注意が必要ですね。
勉強の進度に合わせて勝手に課金される
RISUは基本料を払ってしまえば基本月の負担は0円です。
ですが、他のタブレット教材と違い、1日の勉強時間が決まっていないので、好きなだけ、分かるだけ進められる仕組みになっています。
なのでどんどん進んでステージが上がっていくと勝手に料金が課金されてしまいます。
1ステージにおよそ70~100問の問題があり、それを一か月でクリアしていれば課金は0円ですが、一か月以内に100問以上解き、次のステージに上がってしまうと、月980円課金!
なので知らない間にこどもがどんどんステージアップしてしまうと、最大で月8,980円課金されてしまいます。
その分、こどもは算数がかなり得意になっていると思いますが、なんのお知らせもなく、課金されていくのは親として不安な部分がありますね。
こどもが夢中になれる仕組みがない
他のタブレット教材の多くは勉強が終わった後に、ご褒美としてミニゲームで遊べたりなど、こどもが喜びそうなコンテンツがありますがRISUにはありません。
RISUの場合、勉強を頑張ると「鍵」がもらえてより難しい問題にチャレンジできます、それによりこどもを飽きさせないという方針なようです。
ご褒美も勉強となるとこどもが疲れてしまいそうですね。もっと楽しいコンテンツがあった方がこども向けという気がします。
スマイルゼミのデメリット
スマイルゼミはタブレット教材の中でも人気があるメーカーです。
ゲームや、こどもが喜びそうな仕組みがあったり、親とメッセージをやり取りできたりなどのサービスがあります。
ココがダメ
ミニゲームに夢中になりすぎる
今月の学習を終わらせてしまうと、やることがなくなる
漢字の学習が難しい
プログラミングが少ない
ミニゲームに夢中になりすぎる
勉強をすると「スター」がもらえて、そのスターの数に応じてゲームで遊べるようになっているスマイルゼミ。
ですが、そのゲームがよくできていて、こどもが夢中になりすぎてしまうのです。
ゲームで遊ぶとスターが減るので、スターがなくなればゲームはできません。
でも、勉強をさっさと終わらせてゲームで遊ぶ。という習慣がついてしまいます。
なので、親が注意してみていないと勉強3割、ゲーム7割という配分になってしまいます。
今月の学習が終わると、やることがなくなる
タブレット教材に多くみられるのが学習制限です。
スマイルゼミの場合、1日に学習する時間は親が決め、設定できるようになっています。
やろうと思えば何時間もできますが、そうすると月半ばで、1か月の学習を終えてしまいます。
そうなると、新しい講座が配信されるまで、ずーっと復習になってしまいます。
復習はもちろん大切ですが、どんどん進めていきたい子にとっては物足りないようです。
漢字の学習が難しい
スマイルゼミの漢字は学校で習っているといのが前提ですので、いきなり読んだことがない漢字がたくさんでてきます。
漢字の書き方などの指導もないため、習っていない漢字がでてくると、こどもはさっぱり分からず、先に進めないのです。
読めない、書けない漢字がたくさんでてくるので、漢字学習は後回しにしてしまいがち。
なので、漢字学習を進めたい場合は、別で漢字ドリルなどを活用した方がいいと思います。
プログラミングが少ない
今話題のプログラミングですが、スマイルゼミのプログラミングは内容が少ないです。例えば小学1年生の場合、サイコロを転がすプログラミング以外、内容が更新されていません。
スタディサプリのデメリット
CMでもおなじみのスタディサプリ。
英語学習のイメージがありますが、小学生、中学生向けの学習サービスもやっているんです。
ココがダメ
月1,980円のコースだと個別で質問できない
黒板の字が汚くて読めない
WIFIを繋がないとかなりのギガを使ってしまう
スマホにダウンロードするとかなり重くなってしまう
月1,980円のコースだと個別に質問できない
スタディサプリは月1,980円からとなっており、他のタブレット教材と比べるとかなりお安い設定となっています。
でも、そのプランだと動画をみて分からないところがあっても個別に質問ができません。
なので、分からないところは、学校の先生に聞いたり、ネットで分かる人に質問をしたりなどして、解決しないといけないのです。
黒板の字が汚くて読めない先生もいる
スタディサプリは学校の授業のように、先生が黒板を使って字を書き、それを見て学習します。
なので、先生によって字がきたなかったり、くせ字だったりすると何を書いているのか分かりにくいのです。
黒板をみて板書をしようと思っても、何を書いているのか読めない場合、学校のように隣に友達がいるわけでもないので、何を書いているのか聞いたり、相談ができない、という問題があります。
WIFIを繋がないとかなりのギガを使ってしまう
スタディサプリを使用するには、WIFI環境がとても大事です。
WIFIを使用しないとかなりのギガを使用してしまいます。
スタディサプリで授業を見るときはネットで動画を見るのと同じように、ストリーミング再生を使用します。
ですので、常にネットに接続していないと動画を見ることができないため、長時間、授業の動画をみると契約しているギガ数に達してしまい、速度制限がかかってしまうことがあります
メモ
※ストリーミング再生とは
インターネットに接続しながら映像、音声データを楽しめる再生方式です。オンラインでネットに接続していないと映像などを見ることができません。
スマホにダウンロードするとかなり重くなってしまう
先に述べたように、授業を見るにはギガが必要です。
そのギガを使わないように、授業をスマホなどにダウンロードする方法があります。
ですが、スマホにダウンロードすれば、スマホの容量がいっぱいになり、動作が重たくなったり、個人の写真や動画が保存できなくなったりなどの問題があります。
スタディサプリは月額の料金がとても安いので気軽にはじめられそうですが、WIFI環境がないと利用するのは難しいのかなと思いました。
withQubenaのデメリット
まなびwithが提供している算数に特化した教材がwithQubanaです。
人口知能が搭載されていて、自分の実力にあった問題が出題されたり、苦手な問題などを分析してくれるという特徴があります。
ココがダメ
withQubenaだけ受講できない
自分でipadとタッチペンを用意しなければならない
withQubenaだけ受講できない
withQubenaはまなびwithを受講している方が契約することができるサービスです。なのでwithQubenaだけを契約することができないようになっています。
まなびwithをやっていないけど、withQubenaを利用したい方は「QubenaWiZLite」という個人向けのサービスがあるのでそちらを利用してみるといいかもしれません。
自分でipad タッチペンを用意しなくてはならない
タブレット教材の多くは専用タブレットがついてくるので、届いたタブレットの電源を入れればすぐに学習がスタートします。
ですが、withQubenaは自分でタブレットやタッチペンを用意し、設定しなくてはならないので、多少手間がかかってしまいます。
まなびwithを利用していれば、月770円で受講できますが、それ以外の方は月1,950円。さらに通信費もかかるので、その点もふまえよく考える必要がありそうです。
すららのデメリット
無学年生教材のすらら。
分からないところもさかのぼって学習できるので、学校の授業が分からなくてついていけなかったり、逆に学校の授業が簡単すぎてつまんない。などの場合に便利な学習教材です。
ココがダメ
タブレットよりパソコンの方が学習しやすい
進学校などを目指しているこどもには向かない
パソコン学習の欠点
料金が割高
タブレットよりパソコンの方が学習しやすい
すららはタブレットでも学習することができますが、入力やクリックをする動作があるのでパソコンの方が学習しやすいです。
また、タブレットもパソコンも専用のものはないので、自分で用意する必要があります。
パソコンをこどもの学習用に新しく用意するには結構お金がかかりそうですね。
進学校を目指しているこどもには向かない
すららは無学年生で、前の学年にさかのぼって学習できたり、得意な教科は次の学年の勉強もすることができます。
ですが、すららは基本的な学習しかしないので、もっと難しい問題に取り組みたい、もっと偏差値を上げたいなど、進学校を目指すこどもには物足りない学習内容になっています。
パソコン学習の欠点
先にもお伝えしたように、すららの学習はパソコンを使うのがおすすめです。
ですが、パソコンで学習するとなると、勉強しようと思ったら、パソコンのある場所で勉強をしなくてはなりません。
タブレットの場合は好きな場所で勉強しようと思えば、すぐに学習をスタートすることができ、外に持ち歩いて外出先でも使用することができます。
いつでも、どこでも勉強できるタブレット教材との大きな違いがでてきますね。
料金が割り高
他のタブレット教材に比べるとすららはかなり高い料金設定となっています。
小学1年~6年生の月額は8,000円です。
パソコンもタブレット自費の上、塾に通わせるのと同じくらいの金額というのはかなりデメリットではないでしょうか。
ワンダーボックスのデメリット
ワンダーボックスは今話題のSTEAM教育のタブレット教材。
学力を上げるのではなく、感性や思考力アップに重点をおいています。
ココがダメ
基本科目は勉強できない
アプリとキットをうまく使いこなせない
親が教えてあげないといけないことが多い
基本科目は勉強できない
ワンダーボックスは感性や思考力をアップさせるための教材なので、国語、算数などの小学校で学ぶ基本科目は勉強できません。
なので、学校の勉強をさせたかったり、学力を伸ばしたい方には向いてません。
感性や、思考力がアップすると学力もおのずと伸びるということですが、今すぐ学校の勉強を理解させたい場合は他のタブレット教材の方がいいと思います。
アプリとキットをうまく使いこなせない
ワンダーボックスは毎月届く、キットも使います。
タブレットの内容とキットをうまく連動させるのはこどもが慣れるまで、大変な部分があります。
親も積極的に関わって取り組むことが大切になってくるので、うまく使いこなせないとお金の無駄になってしまいます。
親が教えてあげないといけない
ワンダーボックスは考える力や思考力をアップさせるための教材です。
他のタブレット教材では自動丸つけ機能や、間違っているところを指摘してくれたりなど、親が見ていなくても一人でできるようになっています。
ワンダーボックスは考えることが中心なので、子供によりますが、こどもがわからないと親が教えてあげたり、ヒントをだしてあげたりなど、積極的に関わっていかないといけません。
忙しくて時間がないお母さんにとっては多少の手間がかかります。
タブレット教材で学習する共通のデメリット
タブレット教材独自のデメリットもあります。
ココがダメ
- タブレットを使用するので、長時間使用すると視力が心配
- インターネットの環境がないと使用できない
タブレットを使用するので、長時間使用すると視力が心配
実際に私の息子はタブレットに夢中になりすぎて長時間使用してしまうことがあるので、視力低下が心配です。
なので、タブレットを使用するときはブルーライトをカットするPC用メガネをつけ、工夫をしています。
また、使用時間を制限したりすることも大切です。
インターネットの環境がないと使用できない
基本的にタブレットはネット通信をします。新しい講座の更新や配信はネットにつながっていないとできません。
なので、インターネットの契約をしていない場合は、新たに契約をしなくてはなりません。
インターネットを使用するのも毎月お金がかかるので、タブレット教材の料金とインターネットの料金と2つの料金を考えて、選ぶ必要があります。
【まとめ】タブレット人気8教材のデメリットを暴露!公式サイトには書いていない悪い点とは?
さまざまなタブレット教材を紹介してきましたが、タブレット教材によって値段も内容も様々でした。
毎月の支払を考え、そしてそれぞれのタブレット教材の内容をよく読んで、自分のこどもにあった教材を選ぶことが大切です。
まずは、無料体験をしてみてこどもができるかどうか、そして料金に見合った内容か、などよく考えて選びましょう。